茶屋町の梅田東学習ルーム(旧梅田東小学校跡地)前にこんな石碑が建っています。→
MAP
↑石碑とその横の銘板
※大きめの画像にリンクしています
この場所には、明治22(1889)年から昭和の初めにかけて「凌雲閣」という高層展望台が存在していたそうです。当時茶店が建ち並んでいたこの街には大きな遊園地があってそこの中心となる施設として建てられたそうな。
銘板の写真部分を拡大してみました。
今から100年前‥‥高層ビルのハシリみたいなもんですね。
高さ39mの木造9階建。平屋の多かった当時ですから相当遠方まで見渡せたんじゃないでしょうか。難波(現在のでんでんタウン横)の眺望閣が「南の五階」と呼ばれたのに対し、この凌雲閣は「北の九階」として親しまれていたそうです。
なお余談ですが、この茶屋町凌雲閣竣工の翌年に、東京の浅草にも凌雲閣という同名の展望台が建てられました。こちらはさらに高い12階!
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関東大震災の被害を受け解体されてしまったのですが、その後にこれを模した仁丹塔が建てられました。こちらは昭和61年まで残っていたようなので御存知の方も多いかも?
その昔は遠くまで見渡せる物見台として作られた高層建物。
後の世には働く場所、気がつけば住む場所にもなっているわけで‥‥おもろいもんです。