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北島三郎が公演中のようです。

よく見るとこの看板、「写真」じゃなくて「絵」なんですね。

さらに拡大してみます(何となく鼻部分を)。
ほら、職人さんの手で描かれてるでしょ?
以前は劇場や映画館の看板って皆この手描きだったんですけど、コンピュータでのDTPが普及してからは、職人さんの手描き看板を目にする機会が少なくなりました(特に梅田界隈など市内中心では)。引退していく人も多いし職人さんの数も激減しているようです。

こういう女優さんの雰囲気も写真とはひと味違う。
現在主流の、写真を使ったインクジェット出力の看板の方がずっと綺麗なはずなんですよ。だけどこういうお芝居の看板って手描きの方が合ってますよね。

ちなみにこの「水町レイコ」って人、北島三郎の娘さんらしいです。親子競演だ。

サブちゃん熱唱〜!
ペンキの揮毫ではこのスポットライト部分とかグラデーションの表現が難しいです(なんかマニアックな分析になってきたぞ)。これはこれで手描きならではの“味”ですね。

こういう小さな文字も手書きだと独特の温かみを感じます。
めっきり見にする機会が少なくなった手描きの看板ですが、情緒があってええもんですよね。
[おまけ:阪急電車の車窓から]

梅田駅手前のこの辺り‥‥昔は映画の看板がズラーッと並んでいましたね。もちろん手描きの。ちょうど電車が徐行する場所なので看板もじっくり見れました。
描かれた役者さんの顔を見て「その顔は似てへんやろー」とかツッコミを入れたもんです。
今は看板自体が数少なくなってしまいました。なんでだろ?
映画のロングランが減った(大ヒットする映画が少ない。またはすぐに公開が打ちきられてDVDになっちゃう。)からでしょうかね。