先日に続くタイムスリップ企画第2弾です!
前回は
むーさんに協力していただいたのですが、今回はむーさんのお友達の
mo-yanさんという方から写真をお借りしました。mo-yanさんが1958(昭和33)年に大阪駅前を撮影されたものです。
当時はもちろんJRでなく国鉄の時代です。分割民営化されたのは18年前ですが、この写真はそのずっと昔の今から47年前。かなり貴重な写真です。前回と同様に現在の風景と対比してみますね。
まずはこの写真。現在のJR大阪駅前です。
中央にそびえ立っているのが大阪駅前ビル(アクティ大阪)、ホームを挟んで左後方にはヨドバシカメラ、右遠方には阪急百貨店が見えています。手前には今年オープンした仮設のトラベルコートがありますね。
この風景をよぉく覚えといて下さい。では‥‥‥、
タ〜イムスリップ♪
じゃん! 昭和33年です!!
駅ビルが低層(3〜5階建て?)なので、現在と比べるとスッキリとした風景ですね。とにかくクルマの数が少ない。あ、手前には市電の線路が見えます。
ちなみに現在の駅ビルの竣工は昭和58年、この写真の25年後です。
また、現在ヨドバシカメラがある場所には国鉄の大阪鉄道管理局ビルの姿が。このビルは国鉄民営化をきっかけに取り壊されました。(しばらくはJR西日本の本社として使われていた)ここは一時ゴルフドームが建っていた時期もありましたね。三越百貨店が進出してくる噂もありましたが、結局はヨドバシカメラが落札して現在に至ります。
で。何よりも印象的なのは激変する風景の中に佇む梅田阪急ビルの姿。ほとんど変わっていません(笑)大したもんです感動もんです。長い間ホントにご苦労さん♪
mo-yanさんは当時大阪駅の南西にあった「新阪神ビル」からこの写真を撮影されたそうなのですが、現在その場所にはヒルトンプラザウェストが建っており、僕もそこから現在の写真を撮りました。(→
MAP)47年前のmo-yanさんと同じ場所・同じ角度でカメラを構えていると考えると少し不思議な気分になりました。
『mo-yanの鉄道アルバム』 by mo-yan
mo-yanさんのホームページです。昭和の国鉄・近鉄電車の貴重な写真が満載ですよ。
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ところで来月に封切られる
『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画をご存知ですか?大阪ではなく東京が舞台なのですが、設定がこの写真と同じ昭和33年なのだそうです。ホームページを見るとノスタルジックな雰囲気でなかなか良さげ♪
昭和33年って、東京タワーが完成した年なんですねー。