大阪駅前に戦前から残る唯一の建物なんだけどね
旧大阪中央郵便局です。建物は解体して整備地域活性化のための広場を整備すると、日本郵政グループから発表されています(→昨年末の記事)。
大阪中央郵便局を守る会
第一部 レクチャー
第二部 ディスカッション
ところで先週に「大阪中央郵便局とこれからの大阪を考える」というシンポジウムに行ってきました。建物の価値を再検証し、旧局舎のがこのまま解体されていいのか?と考える会です。
実は2007年にも同様の「残せるか!大阪・東京中央郵便局庁舎」に参加したのですが、スタンスが結構違っていました。2007年のシンポジウムは「局舎の魅力は一般には解りづらいが、なんとか重要文化財指定にもっていこう」的な話が中心でしたが、今回は局舎周辺の梅田全体の街づくりについての話題が多かったので共感できる部分が多かったです。
特に、橋爪氏による戦前の大阪駅南の都市計画についての話はかなり面白かったです。Ustreamにアーカイブされているので興味ある方は是非是非^^
個人的には‥‥。
この無造作に白い壁で囲まれた現状がとても嫌。包帯と絆創膏でグルグル巻きにされているようにも感じます。2009年に建物が閉鎖されて以来、無意味な時間が経っています。
大阪駅前に戦前から残る唯一の建物なんだから、もう少し労ってあげないと^^;
Comments
今更昔の計画を持ち出して議論するのもピントがずれてると
感じるし、この建物だけ残ってるのも異質に見える。
大阪駅周辺の変化に合わせて建物も変わっていけばいい。
私も2007年のシンポジウムに参加したのですが、そこで話題になった建築の話。
保存はしたいが容積率も活かしたいとき、外観を保存してその上に超高層ビルを建てる、という手法は東京、大阪でいくつか見られます(大阪は今建築中のダイビル)。
で、素人の意見ですが、この手法、もしかしたらこの大阪中央郵便局には、かなりはまっているんじゃないかと思います。
なんかこの上に関電ビルに似た建物を建てたら、凄くしっくりくるんじゃないかと思いまして。色合いといい、形といい。
古き良き現代建築という立ち位置が伊勢丹のコンセプトに合致しそう。
私は中に入ったことは無いのですが、解体前に屋上まで一般公開してほしいですね。
週末なら、延べ数万人は訪れるのでは?
ただ、保存派の一部がヘンなことをする可能性もあるので、強くは求めません。
何かあって事業者が責められるのは、気の毒ですから。
高島屋かそごうのほうが良いかとも思うが
しかし、まぁ、もうデパートはいらんね。
やっぱり、前に話のあった
オリエンタルランド関連の施設がええんとちゃう。
なんにせよ保存は必要ない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A5%BF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E4%B8%B9
本社所在地 日本
〒600-8555
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901番地
あれ本当に必要な物なのかな、民営化後はそういうのはつけてないと思うけど
郵便局建替え後はどうなってるか興味ある
1939年に地下駅化して現在に至ってます。(^^)
ああ、でも大半は増築かw
真夏にエアコンが数日間止まることも当たり前のようにあります。
ゴキブリなどの害虫も大量発生
保存する意味が分かりません
そうか正確には、大阪駅前に戦前から残る「ほぼ」唯一の建物と表した方がよかったか^^;
余談ですが“梅田周辺で最古の建造物”となると阪急中津駅の高架なのかなあと勝手に推測しています(大正時代のもの)。
http://gorimon.com/blog/log/eid1486.html
こういうの、機会があればきっちり調べてみたいのだけど‥‥
ということは、
阪神梅田駅から地下鉄梅田駅に続く地下空間って、
あれも戦前からあったのではという疑問が。(汗)
ついでに、
地下鉄梅田駅の増設部分(本来東梅田駅になるはずだった)も
戦前に作られたものでした。
それと旧梅田アーケード(阪神百貨店地下1階の隣にあり、
現在地下通路化されているホワイティ梅田に隣接した部分)
も明らかに戦前からあった部分だったと記憶しています。
意外と謎が多いぞ梅チカワンダーランド!(^^)
大阪駅前がここだけ戦時中みたい。
なんでもかんでも新しくすればいいのではありませんが審美眼が必要です。
とりあえずさっさと取り壊してほしいです。
なにより早急にやってほしいのはここの歩道拡幅ですね。
みんな言ってます。
いつも好き勝手なコメントしてすみません=3
しかし、このビルは現在当たり前にあるオフィスビルの原型でありました。
このビルのような、「必要最小限の機能を詰め込んだだけの装飾のない合理的な形」をつくるという考え方は、前世紀初頭の建築の考え方にはありませんでしたから。
つまり、今当たり前となっている考え方が、日本で取り入れられた再初期の作品であり、(閉鎖までは)原型を保って有効に使われてきたということに価値があるわけです。
ですので、私の心情としては解体には反対です。
といっても、この場所は街の玄関の正面で再開発の中心。
高度化した利用のでき、賑わいを生む明るい建物がほしいことは、よく理解できます。
歴史を残すことが必要か、変えてしまうことが必要か、いずれにしても後戻りができないわけですから、互いにもどかしい思いをすることになりますね。
(この建物を使いながら、玄関の正面にふさわしい明るさ・賑やかさを出せたらいいのですが、そうは行かないのが実情ですし)
タイプミス失礼しました。