百貨店のブランドイメージ
『高島屋と阪急阪神が経営統合 3年以内 業界2位に』(cache) NIKKEI NET
『高島屋と阪急阪神百貨店が資本・業務提携へ』(cache) asahi.com
驚きました。これからは「阪急、または阪神、または高島屋のカードはお持ちでしょうか」なんて聞かれるのか? 長ったらしいなあ^^;
業務提携やら統合やら再編の進む百貨店業界ですが、まあ今回は経営面での合理化はあってもそれぞれの持ち味はいかしていくのでしょうから、表向きにはあんまり変わらないのかも。競合するエリアも少ないし(河原町くらい?)。
ところで僕的に気になっているのは、大阪駅の新北ビルに出店する三越伊勢丹です。
統合によって当初の三越出店の計画がだいぶ伊勢丹寄りに軌道修正されるようですけど(新店の看板は「ISETAN」のみ?)、三越と伊勢丹のブランドイメージって全然違いますよね。
僕は大阪駅の周辺をウロウロしている事が多いのですが、新北ビルの建設現場を眺めて「ここに三越ができるんやで♪」という(特に年配の方の)声をよく耳にします。やっぱ三越のブランド力は大したもんだと思うのですが、新店の看板が「ISETAN」だけだとしたらその人達は他の百貨店を選びそうな気もします。
双方の良いイメージをどううまく両立させていくのか?それとも伊勢丹だけでの勝負になるのか? いろいろと心配でもあり楽しみでもあります。
Comments
近鉄のみ、のはず^^;
そして、統合するとしても、どこと手を結ぶのか・・・
相手も少ない状況で今後どうするのか、
阿倍野近鉄の建替も絡むので、近鉄百貨店の
今後の動きがちょっと気になってます。
阪急も阪神も旧社章は格好いい。
大丸も昔の社章(というより紋章?)のほうが良かったですね。
高島屋はいつまでも今のマークのままが良いですが、経営統合して持ち株会社を設立したら社章はなくなりそう。。。
H2Oリテイリングの社章(ってかマーク)はダサいですね・・・
阪急と阪神は同じ会社になったようですが、友の会はまだバラバラで、お互いの券はそれぞれの店でしか使えません。
また、全国百貨店商品券(JCBやVISAのギフトカードも)なんかに、阪急は全国の百貨店の欄になるのに(東京にもありますから)、阪神は、近畿ローカルの百貨店の扱いです。阪神は京阪と同列です・・・
三越の看板はものすごくでかいので、大阪では残すんじゃないでしょうか?表が(越)裏が(伊)のマークだったりして・・・
それぞれのブランドを両立させ運営することが、大阪で成功する鍵を握っていると思います。
三越と伊勢丹、大丸と松坂屋、高島屋と阪急・阪神、そうすると残りの近鉄は、そごうのミレニアムか?
近鉄とそごう、何か弱者連合みたい(笑)。
金融再編のとき、大和が埼玉協和と組んで、りそなになったことを思い出します。
元気な名古屋が大変残念がっていることの一つが東海銀行が三和と合併してUFJとなったこと。事実上、東海は三和に吸収されたようなもの。
東海は、三和ではなく、大和や埼玉協和などをパートナーにして名古屋に本店をおけば、一大勢力として注目されていたことでしょう。いまさら言ってもしようがないか。
百貨店の再編もそれぞれの持ち味を生かしてほしいものです。
阪神の優勝セール、まことに残念でした。
しかし、まだ、あきらめませんよ。CSが残っている。
アメリカでは、4つのGroupに統合されましたね。それに、Targetと、Wal Martですかね。
グローサリーは、前に3つに統合されてますし。
今後も、統合・再編成は続くんでしょうね。
Wal Martと西友の様に、アメリカと日本の百貨店が統合する可能性もありますね。
まだまだ全国的に見ても百貨店の経営統合はいくところまでいきそうですね。
ついでにタイガース、CS頑張ってくれ!
≫まつさん
近鉄もどこかと提携や統合って事になったりするんでしょかね。
店舗数はあるけどあまり他の百貨店と重複してないのでどこでも組める???
≫☆大阪百科☆ニュースさん
重厚感と老舗感のある百貨店の銘板はかっこええです。
http://gorimon.com/blog/img/img3378_daimaru.jpg
心斎橋の大丸はおっしゃる古いタイプですね。梅田は大丸グリーン+UMEDAで新しいタイプです。
高島屋の店舗の丸高マークは残るんじゃないでしょか。
≫あすかさん
京阪も‥‥百貨店ですよね?僕的にはあまり行かない立地なので印象が薄いですが。
京橋とか樟葉とかなら店内に入っているはずなのに‥‥憶えてないや^^;
伊勢丹の三越のリバーシブル紙袋、面白いですけど気持ち悪いですね。ついでに看板とか店入口もリバーシブルにしちゃう?
≫タツヤさん
百貨店は資金面だとか一括仕入れができる事を考えると提携や統合するメリットはたくさんあるけど、独自色が薄れてしまうのが最大のデメリットですね。銀行は百貨店ほどブランドイメージが必要無いので、実をとって統合しやすいのかな。
いずれにせよ時勢と相手によって状況が一変するのが面白いなーと思います。
≫Dennisさん
米国の事情はよく知らないのですけど、
スーパーマーケットは百貨店よりもブランドイメージが薄いので再編しやすいのかな。
≫キンキさん
百貨店の再編は一段落したと思っていました。
業界全体が冷え込んだままの感があるのでこれからも進みそうですね。
タイガース、CSほんま頑張ってほしいです。
≫muganjiさん
京都に伊勢丹ができて10年になるので、京都寄りでJRや近鉄沿線に住まいの人には馴染みがあるかも、ですよ。
しかし伊勢丹と三越はイメージが全然違いますよね。前回東京に行ったついでに新宿の両店をうろうろしてみましたが違いがはっきり^^
「昔とったきねづか」というわけではありませんが、三越・伊勢丹に近鉄を加えると、統合メリットはかなりあるはず。
売上げも2兆円に迫るのでは。
近鉄、近鉄百貨店、近商ストア、近畿日本ツーリスト等々。
統合メリットはかなりありますね。
少なくとも、ミレニアムよりはいいかも。
ところで業務提携もあっての事なのでしょうが、近鉄と三越、そしてヨドバシカメラって何かと関係がありますよね。梅田の旧大鉄局をめぐって三越とヨドバシで競り合う、横浜三越跡地にヨドバシオープン、京都近鉄跡にヨドバシオープン予定。あとかつて吉祥寺にあった近鉄跡へ三越が入ってそれが今はヨドバシになっているそうで。
伊勢丹は新宿店で持っているようなものなので阪急・阪神・大丸包囲網のなかで一見さん伊勢丹がどこまで成績を伸ばせるか注目です。
三越であれば北浜の歴史があるだけに強みもありそうですが。
ともあれ百貨店という業種もブランドにすがっていけない時代がやってきたってことですね。
百貨店ってブランドイメージだけじゃやっていけないのだけど、一番要なのはやはりブランドイメージだったりもします。名より実だけを取っていると百貨店ではなくなってしまいそう。難しいなあ^^;