梅田に菜の花

2011.03.19 Sat 07:20
ymd


茶屋町の生涯学習センター(旧大阪市立梅田東小学校) です。菜の花がいっぱい!

「菜の花の散歩道2011 in 茶屋町・鶴野町」 UMEDA CONNECT
「菜の花の散歩道2010 in 茶屋町・鶴野町」 大阪市
「菜の花の散歩道2009 in 茶屋町・鶴野町」 大阪市

菜の花のプランターをいくつも設置しコンサートなどを行う「菜の花の散歩道」のイベントの一環です。このイベントは例年開催されているそうですが(全然知らなかった^^;)、今年はドーンと菜の花畑が登場しています。
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かつては能勢街道の要所だった茶屋町。当時は菜種の産地で、菜の花畑が一面に広がっていたらしいです。それを鑑賞して楽しむお茶屋さんが建ち並んでいたのが「茶屋町」の語源だそうで。この地を訪れた与謝蕪村は「菜の花や月は東に日は西に」という句を残しています。
これは結構有名な話なのだけど、こうやって復活した菜の花畑(ちゅうてもプランターを並べているのだけどね)を見るとグッときますね。蕪村の時代に軽くタイムスリップ‥‥ 今回も「土地の記憶」や「街の連続性」を強く感じています。


やはり街の記憶はしっかりと記録して次の世代に繋いでいかないと。

数年前にGoogleのストリートビューが登場し、街並みをどんどん撮影してくれています。これを続けてくれれば街並みの変化がとても解りやすく把握できるようになるのでしょう。そして将来は端末を片手に「○年前のこの辺りは‥‥」なんて疑似タイムマシン的なシステムも作ってくれると思います。

だけど「人の思い」までは自動的に記録できないですね。たまたま僕達が生きているこの現代に、デジタルな記録方法が生まれました。これは便利だし色褪せない。
菜の花畑が綺麗だったとか、そこに沈む夕陽が綺麗だったとか、こんなかっこいい建物があるとか、何が見えたか(いい事ばかりじゃないかもしれないけど)何があったのか、僕達の感覚や記憶をしっかりと伝え残すことが大事だと思います。


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