[2] シンポジウム「残せるか!大阪・東京中央郵便局庁舎」

Comments


muganji  
2007/10/16 09:04 AM
>>ゴリモン様
>立派な高層ビルを建てるだけ建ててから景気が冷え込んだらそれこそ最悪の事態で空き室だらけになってしまうかも‥‥。(中略)・・2011年は郵政側の都合・・・。

あの場所なら、どれだけ高いビルを建てても、テナント需要が景気に左右されることはないでしょう。日本でも有数の商業・オフィス両面における「超」のつく好立地だと思います。しかし、同じく好立地のマルビル横のDTビル(ドコモ関西支社)や、堂島アバンザ(オフィスとしては超好立地。しかも景観形成上も梅田と中之島を繋ぐ重要ポイント)は、前回の景気悪化の局面で企業側が萎縮してしまい、特に堂島のビルは当初計画(190†)の半分強という、景観的にも極めて中途半端なものになってしまいました。もう少し、早く着工していて、190†が実現し、その後不況の波が訪れたとしても、あの場所なら空室だらけになるということはまずあり得なかったでしょう。それは現在の状況が証明しています。しかし、企業というものは時に景気や社会情勢に過剰反応し、その土地の持つ長期的な「立地力」を下回る建造物を建ててお茶を濁すという近視眼的な行動に出てしまうものなのです。だから再開発にはタイミング「も」重要だという考えも、頭から否定はできないと思うのです。(ちなみに、阿倍野の300†計画は、好景気の中、企業が立地のオフィス需要を過大評価した例(つまりバブル)で、それこそ、景気が冷え込むと空室だらけになる危険を孕んでいると「私は」感じます)。
「2011年は合理化を急ぐ郵政側の都合だけ」と仰いますが、そうでしょうか?あの場所は、「郵政三事業」という時代遅れの特殊な法人形態が存在しなければ、とっくに再開発され、賑わいのある施設ができていた場所です。現に、数年前JR西の社長が、大弘ビルなどとの一体再開発を持ちかけていたのに、「郵政」という事業形態の足かせで話が進まなかったという報道がなされています。今回の再開発話は、「郵政側が合理化のため急いで」というよりも「JR側が満を持して」そして「あの土地がようやく非資本主義的な足枷をはずされた」という側面もみるべきだと私は感じます。
ただ、新ビルの計画はJRが密室で決めるのではなく、是非、世界に開かれた「コンペ」を実施して決めてもらいたいものです。その準備のために、着工が1年や2年遅れたっていいと思いますが、2011年を遅らせる理由が「郵政の合理化のためだけだから」とか「中郵の魅力を知ってもらうために」というのであれば、私には納得しがたいものです。(アクティを西に増床というのも私的には?です。あの場所には駅ビルとは区別した施設が建った方が街の多様性とストリート性の創出に繋がると思うのですが・・)

[5] comment form
[7] << [9] >>


[Serene Bach 2.25R]