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いたち
2013/02/22 09:42 PM
初見です。
本文はもちろんコメントも拝見しましたが色々勉強になりました。

ざっくり言って、
絶対数の多い団体旅行客(主に東洋人)は買い物目的で大阪に来訪し、
比較的少ない個人旅行客(主に西洋人)は自分で情報を探し出し京都で観光する、
ということでしょうか。
国によって興味も来訪手段も違うでしょうし、
新設される大阪観光局もそのあたりを把握して効果的にアプローチして欲しいですね。

長期的には途上国の経済発展と都市の成長に伴い、
買い物目的で大阪に来訪する理由が乏しくなるだろうから二の矢・三の矢の
独自コンテンツが必要、そしてその一つは文化芸術でしょうし、
行政が設置する美術館もその一つ。

天王寺美術館は立派ですが、
単館で海外旅行客へ強くアピールできるかと言えば、疑問です。

東洋陶磁美術館がチラリと話題に出ましたが、あれは儲からないから潰すのでなく、
顧客満足度を最大化するには一カ所に集積する方がよい、
という発展的な発想からでしょう。
まずは「行きたい」と思わせるインパクトも必要ですし。

近年の大阪行政の顧客は住民だけでした。
ですが大都市を標榜する以上は外部の来訪者を意識すべきであり、
そのためには内輪の理屈に執着するのは戴けません。
由来や経緯に拘りすぎると身動きが取れなくなり現状ママ、衰退する一方です。

もっとも、天王寺美術館・東洋陶磁美術館ともに存続するようなので、
新設美術館と相乗効果を狙える計画を考えるべきなんでしょうね。
いたち
2013/02/22 09:42 PM
調子に乗ってもう一つ。

元来、大阪は他都市を見下すことなくつきあってきたし、大阪に行きたい働きたい!と選んでもらえるよう努力してきた筈です。

それがいつの頃からか傲慢になり、井の中の蛙となって本来の魅力を損なってきたのがここ数十年の失敗ではないでしょうか(最大要因は経済の失敗ですが)。

ネイティブ大阪人としては、この街に魅力を感じて外部からやって来る人々(観光客はもちろん大阪の会社に就職する人々)に期待しますし、彼らが活躍しやすいよう環境整備(といっても雰囲気づくり程度ですが)にも努力するし、彼らがもたらす変化を育てる意思もありますし、彼らに自らが新たな大阪人であると自負してもらえるとすればこの上もなく嬉しいことです。(一方で、ネイティブとして古い物を大事にする意識もあるのは言うまでもありませんが。)

「大阪らしさ」が大阪にはあります。
コテコテの「大阪らしさ」はどうかと思いますが観光資源となり得るし、全否定するつもりはありません。むしろ観光活性化のため集中的にエリアを絞って促進すべきだと思います。
「その街らしさ」が近畿2府4県の各都市にはあります。
京都で勉強し大阪で働き阪神間に住む、というような役割分担が長らく続いてきました。これは各都市の長所を捉えたものでもあるので、潰し合わず伸ばしていけばいいと思います。

しかし、そのような枠付けが、今となっては自分で自分を縛る結果を招いていると思えてなりません。各地域の役割分担も程々にして、束縛から解かれた大阪らしくない「大阪らしさ」を自覚し育て発信すべきであると、大勢が思っているでしょう。そして澱のようにたまった固定観念は打破し変えてゆくべきだと多くの大阪人が思っているでしょう。

そのためにはタブーなき議論が必要です。
乱暴で拙速でも大阪の将来を語る議論をしたい。
上品な議論でなくても「中身」のある議論ができればいい。

ここ数年、そのような機運が大阪で高まり変化の兆しだと感じています(私の周囲だけかもしれませんが)。私もこの機会を大事にし、多いに議論し、プレーヤーとしても頑張りたいです。

大阪を愛し、ここでコメントされている方々からすれば「今更感」があるかもしれませんが、私としては初めて考えをまとめたもので、コメントさせて頂きました。


…ずいぶん抽象的で「中身」の無い話になりましたが(笑)とりとめないですがこのへんで。

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