[2] 外観が仕上がりつつあるグランフロント大阪

Comments


2012/12/06 10:35 PM
くわがたむし様へ、返信ありがとうございます。

私のブログも当初は大阪の風景写真のブログを作りたかったのですが、私は関東地方(千葉です)に住んでいるので、とりあえず近場にある都会という意味で東京の風景写真ブログを始めたのです。続けているうちに確かに東京の立体的な都市風景に魅せられてしまったのです(汗)

大阪で起伏がある場所は「上町台地」の丘陵地帯だけで、それ以外は全て平坦な地面であることが東京との大きな違いですね。業務地区や商業地区が全て淀川と大和川の間の低地に集約されていて、中公所得者の住居地区は北摂や仙北、阪神エリアといった高台の周辺部にうまく区分けされています。大阪の街が欧米の都市のようであると比喩されるのはそれが一番の理由ではないでしょうか。それらを結んでいる大阪の鉄道ネットワークも素晴らしいと思います。初めて大阪から三宮まで新快速に乗車した時の驚きは今でも忘れられないですね。

そもそも関東地方には「アーバンネットワーク」という概念がありません。山手線の環状内の丘陵地帯の中にはオフィス街と住宅地が混在しているなど、やはり大阪の都市構造そのものと比較すると「ムラ」があるように見えます。大阪を旅行して帰ってきた後に、東京を散策すると特にそれを感じますね。やはり「都市とは何か?」を突き詰めて考えると「効率的か、そうでないか」という話になってしまいます。
BEW
2012/12/06 11:17 PM
私見だけど、東京は都市形成が「点」で、関西は「面」なんだと思うんだよね。
東京は渋谷・新宿・原宿・表参道・下北沢等々、まぁ上げればキリはないけど、大阪の土地規模が小さい分大きい括りが出来るのかもね。
ミナミ
2012/12/06 11:41 PM
>梅北&未来さん
大阪の良し悪しを語る際、同じ巨大都市という括りの東京が
比較対象として話題に出るのは至極当然な話だと思いますが。
コンプレックスとか唐突過ぎますよ。
市民
2012/12/07 08:33 AM
東京にも大阪にも住んだ事がありますが
繁華街の規模はどう見ても東京の方が大規模にしか見えないのですが。
やまさき
2012/12/07 09:36 AM
>市民さん
繁華街が年々縮小している東京と、拡大傾向にある大阪との違いでしょうね。
大阪淀屋
2012/12/07 11:31 AM
緑様、くわがたむし様
非常に素晴らしいご意見読みました。
それも東京在住の方からこんなご意見が投稿されるなんて思ってもみませんでした。素晴らしい眼力と知識です。
地形については大阪は古代上町台地、正確には上町半島(先端に難波京、大阪城)以外は奈良側の河内湾と大阪湾で海でしたので、平坦です。道路に関しては秀吉は城郭都市でなく、京を模倣して王城都市としての碁盤の目状に配置したので、家康が作った城郭都市の江戸の道路、環状と放射状の組み合わせの道路とは根本から違うのです。(※城郭都市は敵が一直線に城にいけないように迷路風にしている。秀吉も大阪の相当前に姫路ではそういう道路を作っている。)その上小さな起伏が多くある広大な武蔵野台地にあり、大阪とは違う都市基盤であるのは間違いありません。
さて大阪は拡大志向かというと、そうでないと大阪人は考えています。なにせ人口は増えない状態ですので、拡大志向であるはずはない。大阪に比べると東京はいまだに人口が増え続けている成長都市です。
ではなぜ梅田が拡大しているのか、これは私も調査しましたが、昭和50年代、駅の乗降客数が1/4の三宮と梅田(正確には神戸市中央区と大阪市北区)が小売売上高で同じという状態で、都市規模に比較して梅田が小さすぎたのです。今で小売売上が倍くらいですからまだまだ梅田の拡大余地はあります。いわば出店しても採算が取れているので、出店するのであり、オーバーストアではない。おそらく3倍くらいが目安かとみています。そこに従来本町にあったオフィスが交通至便で新築ビルの多い梅田に移転しているというのが実態で、一見拡大に見せていますが市内の移転です。本町は都心居住の街として変わっており、現在1万人程度の居住ですが、もともと戦前は6万人が住んでいた地区ですからそれくらいまで増えてもおかしくはない。
それに比べ新宿も渋谷も銀座も池袋も東京全体が早くから都市規模に見合った状態だから、大きな商業再開発はないのです。
ではミナミはというと、これは途方もなく面として拡大しましたが百貨店の売上が専門店に移転しただけです。
昭和48年ごろには何もなかったアメリカ村が今やや不振とはいえ2500店が出店しており、堀江、南船場、難波駅周辺なんばパークス、オタロードと広がっています。もとはミナミは大阪の中心でかつては大丸心斎橋店は日本一の売上を上げていたくらいですが、地下鉄と南海・近鉄だけという交通の関係と時代の流れで百貨店の売り上げが激減し、その分、徹底した専門性を発揮した特色ある路面専門店主体の新しい集積ができたといえます。路面店故動きが早くアメリカ村ではコンビニ並みに短期間で店の入替えが行われています。
もう一つ付け加えておくべきはイオンモール等の郊外型大型SCの出店です、土地需要の旺盛な東京都下は少なく、大阪府下は多い。
阪急や大丸の増床は伊勢丹三越の出店対策と規制緩和を利用して計画されたが、梅田への来街者減少対策も大きな眼目で、阪急はイオンモールにできないインターナショナルブランドを世界一揃え、雑貨街を作り、劇場型百貨店として梅田への吸引力を高めようとしており、大丸はポケモンセンターや東急ハンズの力を利用している。郊外や他都市との競合は厳しく、梅田もミナミもさらなる拡大、新陳代謝、深化をしないと生き抜けないというのが真実で、観光地商法が通用し、マスコミの大支援のある、成長都市東京では理解しにくい拡大であることを理解していただきたい。

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