[2] 梅北関連のニュースいろいろ

Comments


2012/11/14 09:08 AM
大阪淀屋様へ、フォローありがとうございます。
大阪市長である橋下さんが大阪府と市で統一して出した「大阪の成長戦略」の中でも、目指す将来像の一つとして「ハイエンド(高付加価値創造)都市」という構想があります。IT等も含めた先端産業には、やはり学生といった若い人たちの力が必要不可欠です。米国やお隣の韓国のように企業と大学が連携して研究したり人材を育成する考え方も重要です。大学(特に理系大学)などの研究機関を大阪に誘致して学生を日本全国から(もしくは世界から)集められるかですね。

確かに大阪市内はもうすでに業務地区や住宅街で密集状態ですから、広大な敷地面積を必要とする大学キャンパスを呼び戻すことは事実上不可能だと思います。だとすると郊外の豊中・吹田・摂津や東大阪といった周辺部を大阪特別区に取り込んでしまうしかないと思います。その上で郊外に大学や企業を誘致するしかないです。橋下市長が常に仰っている「大阪市という単位のスケールメリットで都市の成長戦略を決めるのではなく、大阪府全域まで拡大したスケールメリットで考えよう」という言葉の通りですね。

その意味ではこの記事の「ナレッジキャピタル」というのは少し細々しいと言うか、ビルの一角だけに研究施設を誘致しても効果が見いだせないというのが橋下さんの本音のように思えます。「どうせ大学を誘致するのなら、大きな大学を郊外(大阪特別区に編入できれば理想的)に誘致しよう。そのための大阪都構想だ」というのが橋下さんの本懐ではないでしょうか。
大阪淀屋
2012/11/14 12:11 PM
緑様
大阪の問題点は第二の都市でありながら教育が府内で自己完結しないという点が最大の弱点です。東京はもちろん京都も市内で幼稚園、小学校から大学 京大か同志社までルートがあり、同窓が地元愛を育んでいます。核があるからよそ者が憧れ、受け入れてもぶれない。東京は京都以上にルートがある。
残念ながら大阪には高校までのルートはあっても大学は京大や東大です。明治政府は大阪の舎蜜院のあとに日本第二の大学をつくろうとしたが、当時の政財界は消極的で結局政府は京都に大学をつくった。相当遅れて阪大ができたが、文系がなく、大阪人の文化的バックボーンにはなりえなかった。又、江戸時代懐徳堂や適塾といった日本最高の民営塾があったのに明治以降早慶に匹敵する私学を作らなかった。大阪の不思議である。大阪の不思議が今日の他県から偏見で見られる大阪の文化的退廃と経済的停滞を許したと考えている。それでも戦前経済に関しては船場大学という徒弟制度と大阪商大があり、大阪財界を牛耳っていた。今はどちらも崩れている。
橋下氏は教育には熱心でも、大阪の人材育成より、日本の人材育成の観点に立っており、果たしてご提案のような産業育成まで考えているのか疑問である。確かにご提案のように、総合大学は無理としても単科大学やニッチな分野で世界的な教育機関が必要でそれと連携して産業育成が起こればと考える。大阪の課題ですね。

[5] comment form
[7] << [9] >>


[Serene Bach 2.25R]