[2] 道頓堀の街並み

Comments


kazu
2008/10/26 12:28 PM
串かつだるまの看板とか、もう勘弁して欲しい。
よっさん
2008/10/26 02:24 PM
こんにちは。

京阪中之島線開業に合わせて上阪した19日(日)、なんばウォークにある串カツ屋さんで串カツで生ビールを頂きました。

一切の虚飾を排した「シンプル イズ ベスト」な店舗。

店内には地元の人が殆どで、関東の言葉を話すのは私だけ。
店内で働くおばさんやお姉さん達も一生懸命で好感が持てましたし、出てくる串カツも美味しかった。
注文すればテキパキ対応し、一度に沢山の串カツが揚がると「これどうですか」と頃合いを見計らって進めてくれる。

ついつい手が伸びてビールも進むという寸法で、しかしそれが嫌見ではなく押し付けでもない絶妙な間合い。

また地元のお客さんだから、とか観光客だから、とかで対応を変える事が無いのが大変に嬉しい。
地元の方々を優先すれば観光客側すれば面白くないし、観光客を優先すれば地元の方々は面白くないものです。
変に気を使わなくてよいのが観光客の立場としては大変に有難い。また地元の方々も気にせずお店を利用出来て肩が凝らなくてよい。

道頓堀界隈でお店の撤退が相次ぐ理由の一つとして「あまりに観光を意識しすぎ」だからではないでしょうか。
それはお店での接客もそうだし、「大阪はコテコテだから看板も内装も派手にすればいい」とでも言いたげなセンスの無い、またどうせ観光客なんかは一度しか来ないのだから「目立てばいい」的ないい加減な姿勢が観光客に飽きられたのでは。

また地元の方々には「こんなのは大阪ではない」と毛嫌いされたのではと思います。
大阪市内を歩けば分かりますが、道頓堀的なただ派手なお店は寧ろ圧倒的に少数派だと思う。
つまり道頓堀的お店は本当の大阪ではなく「作られた偽物の大阪」だという意識があるのではないか。

そう考えると道頓堀界隈を、活気があって本当の大阪たらしめたいのであれば、虚飾を排し、普通にお店を作れば良い。
必要以上に観光を意識しなくても良いのです。
大阪らしく真面目に美味しいものを愛想良く提供すれば良いだけです。
それだけで「大阪は違う」を多くの人が認めてくれる。

あとは道頓堀に面したビルを「道頓堀側にビルの正面になるように」建設すれば良い。
水辺に面したカフェテラス的なビルを増やせば道頓堀らしい景観になるだろうし、またそうなれば見た目に虚飾で醜悪な看板やデザインのビルも自然に淘汰もされましょう。
見た目が悪い眺めは嫌われるし、そうなればビルの経営も成り立たなくなりますから。

今は道頓堀界隈は人が多く集まっていますから、パッと見た目は気づきにくいですが、道頓堀界隈には静かにしかし着実に危機が迫っています。
今ここで、本当の道頓堀界隈とは、本当の大阪らしい歓楽街とは何かを考える時期に来たのだと私は思います。

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